工房の名前になってる 「おろれい」

 

「おろれい ってどういう意味ですか?」とよく質問されます。

 

 

これは熊野地方の方言なんです。

 

 

標準語で「織りましょう」と言う意味で、 もう少し軽めに

 

「織りましょっ♪」 という感じです。

 

 

会話になると「おろれ~」となって

最後の「い」は微妙に発音するくらいの小っちゃい「ぃ」になりますね。

 

「おろら~」とも言うので

 

熊野本宮の周辺地域では

動詞に「ら」や「れ」が付くことが多いです。

 

 

せっかくなら熊野本宮らしさが出る名前にしたくて

「おろれい」にしました 

 

 

 

ちなみに、手織り体験するときの

熊野本宮での会話は

「おろれい で おろれ~」になります。

 

 

「熊野本宮へ行これ~」

「熊野古道も歩こら~」 などと使えば

かなりの「熊野本宮ツウ」です♪

 

 

 

 

そしてもう一つの意味が

「居ましょう」です。

 

「ここで居ましょう」

「ここで過ごしましょう」

「ここでおろれい」

 

居るは存在するということでもあります。

 

 

 

おろれいで過ごされる時間は

何も考えずに居て下さい。

 

 

 

ただ織ることに

集中してみて下さい。

 

 

作品が出来上がる頃には

清々しさを感じられるお客様もいらっしゃいます。

 

 

 

おろれいのイメージに使ってる作品

 

これから始まるワクワクするような楽しい気分を色にのせて作成しました。

 

お越しいただいたお客様が

楽しい時間を過ごされますように